妊娠がわかって嬉しいんだけど職場にどう思われるのかな…
長い間離脱していて復帰できるのかな…
このような不安を抱えている方は多いと思います。
妊娠後いつまで働くことができて、安心して休みを取ることができるのか、理解が深まれば安心して妊娠生活を送ることができるはずです。
本記事では介護職が妊娠した場合の報告から復帰までのプロセスを解説します。
ぜひ、参考にしてください。
目次
介護職員が妊娠してから報告までの行動
妊娠の診断を受けたら
産婦人科で医師から妊娠の診断を受けたらすぐに職場に報告をしましょう。
しかし、安定期に入っていない状態で職場全体に報告するのには抵抗があるという方もいるでしょう。その場合は母子手帳を取得したあたりで報告することをお勧めします。
妊娠していることがわかったらすぐに報告することが望ましいです。一方で妊娠検査薬では判定ミスの場合もあるため、しっかりと医師の診断を受けてからにしましょう。
妊娠報告は誰にすればいい?
結論、直属の上司に報告するべきでしょう。
ユニットリーダーや部署のリーダー等から、一番接することの多い上司に報告することをお勧めします。
直属の上司に報告することで、周囲に報告するタイミングなども調節しやすく都合が合わせやすくなります。
妊娠後はいつまで働くことができる?
医師によって妊娠後に仕事を辞める・休むタイミングのアドバイスは異なります。
出産予定日の何週間前まで働くことができるのかを見ていきましょう。
出産予定日の6週間前まで
一般的に経過が順調であれば、妊娠34週・出産予定日6週間前まで働くことできます。
労働基準法により、産前6週間前から産後8週間は就業できないと定められています。
医師は妊婦の状態を見て休むタイミングをアドバイスしてくれます。自分の体調や医師の意見を鑑みて休むタイミングを決めましょう。
妊娠中の体調に不安を感じた場合
妊娠中に体調が悪化してしまった場合、体を休めることを第一に優先しましょう。
介護職は体の負担が多い仕事です。そのまま無理を通して働いてしまった場合、流産や生まれてくる子どもに悪影響を及ぼしかねません。
妊娠した後も仕事を続ける場合は、「体調が悪くなったら仕事を休むことがあっても仕方がない」と割り切ることが必要です。
妊娠しても仕事を継続する場合
妊娠した後も仕事を継続する場合、働き方には細心の注意を払いましょう。
ここでは妊娠中でも無理をせずに介護職を継続するために避けた方がいい業務や働き方についてまとめました。
妊娠中に避けるべき業務
妊娠中には身体的な負担の大きい業務を避けるようにしましょう。
職場や上司と相談し、転倒の危険がある業務や負担のかかる業務は担当から外してもらうことが必要です。
積極的に取り組むべき業務
妊娠中には、利用者様の見守り業務や書類作成など、座ってできる業務を中心に取り組みましょう。
同僚が自分の担当するはずだった負担の大きな業務に追われているのを見て引け目に感じてしまうこともあるかもしれません。
しかしここで一番大切にすべきなのは自分の気持ちではなくお腹の子どもです。
「職場復帰した際に取り返そう」と前向きに捉えることにしましょう。
妊娠中の体の変化と注意点
体の変化
妊娠してからは体重が増加し、胸が大きくなり、腹囲が大きくなります。
また、頻繁な吐き気や嘔吐、疲労感、睡眠不足などの症状も起きてきます。
胎児が大きくなってからは内臓が圧迫されることによって胸やけがしたりトイレが近くなることもあります。
何をしてもよくならない場合が多いのですが、とにかく安静にすることが大切です。
注意点
妊娠中の女性は、健康的な食事を摂取し、適切な量の休憩を取る必要があります。
仕事が忙しい場合でも健康的な食事と適切な量の休憩は欠かさずにとるようにしましょう。
妊娠に職場の理解が得られない場合
女性のスタッフが比較的多い介護職では妊娠への理解は得られやすい傾向にあります。
しかし稀に中々妊娠への理解を得られない施設もあるため、理解が得られない場合は以下のことを実践しましょう。
母子連絡カードを活用する
職場で妊娠中の体調の変化などに理解が得られない場合は医師が発行する母子連絡カードを利用し、専門窓口に相談しましょう。
これを利用することで医師による妊婦への指導内容を勤務先に的確に伝えることができます。
男女雇用機会均等法ではこのカードが提示された職場は「勤務時間の短縮」や「負担の大きい作業の制限」の適切な対応を行うことが義務付けられています。
母子連絡カードは医師から受け取ることもできますが、ネット上で簡単にダウンロードすることも可能です。
母子手帳に添付されている場合もあるので、まずは母子手帳を確認してみましょう。
妊娠中に考えるべき出産後のキャリアプラン
出産後も仕事を続ける意思がある場合は、出産後のキャリアプランについてあらかじめ考えておくことが大切です。
出産後は子育てで忙しくなり、妊娠前と同じように腹蹴るとは限りません。
家族や親族とも話し合い、じっくり職場復帰のプランを立てておきましょう。
同じ職場に復帰する
同じ職場に復帰する場合は産休明けか育休明けかで復帰時期が大きく異なります。
そのため早めに職場と相談することが必要でしょう。
子育てしやすい職場への転職
職場で妊娠への理解が得られにくかった場合などは転職も視野に入れることをお勧めします。
託児所が併設されていることや日勤帯がメインの職場など、育児に向いている職場の条件はたくさんあります。
それらも含め、転職も視野に入れるといいでしょう。
まとめ
本記事では介護職が妊娠した場合の報告から復帰までのプロセスを解説しました。
妊娠した後の働き方を中心に解説しましたが、妊娠後は特別な事情がない限りは仕事を休むことが重要です。
もしどうしても働かなくてはいけない場合は本記事を参考にして、子ども自分の体には細心の注意を払いつつ、仕事をしてくださいね。
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