デイサービスで働く職員の仕事内容や1日の仕事の流れを解説

デイサービスで働きたいと考えているけど具体的にどんな仕事内容なのだろう…

デイサービスではどんな仕事をするのか、他の施設とどう違うのか知りたい方は多いと思います。

本記事では、デイサービスの仕事内容とリアルな1日の流れをご紹介します。

ぜひ、本記事を参考にしてください。

デイサービスの仕事内容

デイサービスでは、入浴介助や食事の提供、レクリエーションなどを行っており、自宅での生活を少しでも長く続けていけるように介護職員がサポートしています。

具体的な仕事内容は以下の通りです。

  • 送迎
  • 健康チェック
  • 入浴介助
  • 食事介助
  • 排泄介助
  • レクリエーション

送迎

送迎車に同乗して、利用者の自宅と施設間の送り迎えをします。

専属ドライバーがいない施設では運転を任される場合もあります。

健康チェック

検温や血圧測定などの健康チェックを行います。

健康状態が急変しやすい高齢者の健康チェックは欠かせません。

食事介助

食事介助は、ひとりで食事をとることが難しい利用者の方へマンツーマンで食事のサポートを行うほか、利用者に応じた形態の食事を提供しています。

食べやすいように準備やサポートを行うだけでなく、利用者の方自身が一回で口に運ぶ食べ物の量や食べる順番などにも注意を払います。

入浴介助

入浴介助とは介護支援が必要で、ひとりで入浴をすることがむずかしい利用者に対して、安全に快適に入浴ができるようにサポートするのが仕事です。

また、快適に入浴ができるよう浴室や浴槽の温度調整、保湿や爪切りなど入浴後のケアもおこないます。

排泄介助

ひとりで排泄の行為・動作が難しくなった方や、排泄機能に障害がある方を手助けします。

トイレへの誘導をはじめ、排泄の手伝い、オムツ交換なども行います。

レクリエーション企画の運営

デイサービスでは、工作やクイズ、体操、歌などの様々なレクリエーションを行います。

運動や認知症予防、人との交流による生きがいづくりなど目的を持ってレクリエーションを実施します。

それら企画の運営を行うのも仕事の一つです。

デイサービスで活躍する4業種

①管理者

施設の代表として運営や管理を行います。

管理者の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 事業計画の策定と実行
  • 保険請求業務や経費、予算の管理
  • 施設の広報活動や見学者対応
  • 職員の採用や指導、評価

②生活相談員

生活相談員とは、利用者や家族の相談窓口となり、施設間の調整を行います。

生活相談員の主な仕事内容は以下の通りです。

  • サービス利用の手続き
  • 利用者や家族の相談受付
  • ケアマネージャーとの連絡、ケアプラン作成のサポート
  • ほかの施設や機関との連絡、調整業務
  • 個別援助計画の作成

③看護職員

利用者の健康管理を行います。

看護職員の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 利用者の健康状態の管理
  • 服薬対応や健康相談
  • 医師の指示に従った医療行為
  • 急変時の応急処置や緊急対応

④機能訓練指導員

利用者一人一人の心身状態に合わせた機能訓練を行います。

機能訓練指導員の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 機能訓練計画書の作成と実施
  • 利用者さまに適した運動メニューの考案
  • リハビリ機器利用時の介助や指導
  • ほかの介護職員へ機能訓練内容の指導

デイサービス職員の1日の流れ

8:00 出勤

利用者ひとりひとりに合った環境を整え、1日の準備を行います。

8:30 車でお迎え

車いすや歩行器の方も安全に移動できるよう、丁寧に介助します。
車内では、利用者との会話も大切にします。

9:00 バイタルチェック

体温・血圧などを測り、健康状態を毎日チェックすることで、些細な体調の変化にも対応できます。

10:00 入浴

浴室や脱衣所を温め、利用者さまが安全に入浴できるよう準備します。
お風呂を楽しみにしている利用者も多いため、丁寧に入浴介助をします。

12:00 昼食・口腔ケア

食事を楽しんでもらえるよう、何気ない気づきや会話を心掛けます。
食事後は口腔ケアを行い、必要な方には服薬を介助します。

12時30分 休憩

職員で交代しながら休憩をとります。

14:00 レクリエーション

レクリエーションは、歌や体操、クイズ、工作などさまざまな種類を企画します。
地元の幼稚園児や小学生との交流の機会もあります。

15:00 おやつ・お茶出し

和やかな雰囲気の中、ゆっくりお茶を楽しみます。

16:00 帰宅準備~送り

利用者さまを送迎車でご自宅までお送りします。

17:00 帰着~報告

ミーティングを行い、利用者さまの情報を職員間で共有します。利用者の状況を正確に把握し、翌日の業務に備えます。

17:30 業務終了

後片付けや翌日の準備が終わったら、1日の業務は終了です。身支度を整えて、帰宅します。

デイサービスで働くメリット

デイサービスで働くメリット①多様な仕事から選択可能

デイサービスに転職する最大のメリットは、仕事内容が多様であることです。

デイサービスでは、介護士、看護師、ケアマネージャー、管理職など、様々な職種があります。

そのため、自分の好きな仕事を選ぶことができます。

また、デイサービスでは、介護士や看護師などの専門職になるための資格を取得することも可能です。

デイサービスで働くメリット②夜勤がなく働きやすい

デイサービスの勤務時間は基本的に日勤帯のみです。朝8時~夕方17時までが最も多く夜勤がありません。

さらに、土日や祝日を休みとしている施設が多く、仕事とプライベートの両立がしやすい環境となっています。

デイサービスで働くメリット③未経験・無資格でも勤務可能

デイサービス利用者は介護士の介助や援助を必要としていない場合も多く、未経験・無資格でも適応しやすいです。

職場によっては資格取得を支援している施設もあります。

デイサービスで働くメリット④やりがいを感じやすい

デイサービスは介護予防や自立支援の観点から、身体的・精神的に介護者をサポートすることができる職業です。

利用者の力になっていることを肌で感じることができ、やりがいを感じることができます。

また、デイサービスの目的は高齢者の介護支援だけでなく、その家族の介護負担を減らすことも挙げられます。

介護の仕事を通じて様々な人の役に立っているという充実感を感じることができることが大きなメリットと言えます。

まとめ

いかがでしたか?

本記事では、デイサービスの仕事内容とリアルな1日の流れをご紹介しました。

働きやすさ、やりがいなどデイサービスで働くことにはたくさんのメリットがあります。

ぜひ、本記事を参考にしてデイサービスへの転職を考えてみてはいかがでしょうか。