グループホームの基礎知識|働くに前に知っておいたほうがいい「きついところ」

近年需要の高まっているグループホームはとてもやりがいのある仕事です。

入居者との距離が近いため楽しいことや嬉しいことも多くあります。

しかし業務内容が「きつい」と感じる職員がいることも事実です。

本記事では、グループホームでの業務内容やきついと感じる部分まで、詳しくご紹介します。

グループホームで「きつい」と感じてしまうのはどういった業務なのでしょう。

ぜひ最後まで読んで今後の就職先選びの参考にしていただければと思います。

グループホームとは

グループホームの基本的な知識をお伝えします。

グループホームの概要

グループホームとは、主に認知症の高齢者などの社会的支援を受ける人々の安全な暮らしをサポートするための施設です。

これらの施設は、社会的支援を受ける人々が自立して生活するために必要なサービスを提供するための場所でもあります。

どんなサービスがあるの?

グループホームのサービスには、健康管理・職業訓練・教育・社会的支援・精神保健サービスなどが含まれ、専門的なスタッフもいます。

グループホームの「きつい」ところ

グループホームのここがきつい①「夜勤」

グループホームでの夜勤は、多くの人々にとってきついものです。その中でも代表的なものは、やはり「夜勤」でしょう。

グループホームでの夜勤の大変さを詳しく解説していきます。

体力的にきつい

夜勤が大変な理由で一番大きなところは基本ワンオペというところでしょう。

入居者たちの介護に加えて、掃除や洗濯、食事の準備や書類作成まで多くの業務を行わなければなりません。

グループホームでの夜勤は、一般的には17時頃から翌日の9時頃まで。施設によりますが、緊急事態に備えて仮眠もできないようなところもあります。

休憩時間などはありますが、夜勤が連続すると生活リズムに大きく影響を与えるので、体調を崩す人も出てきます。

精神的にきつい

夜勤は基本二人体制で、交代制です。

入居者にいつ問題が起こるかわからないなか、一人で業務を進めなければならないので精神的負担も大きいです。

グループホームのここがきつい②「環境」

グループホームは、職場の環境に関する問題も抱えています。「環境がきつい」とはどのようなことなのでしょうか。

介護の必要性の高い利用者が多い

グループホームに住む方たちは高齢者の方がほとんどであり、そのうえ認知症を発症していたりと意思の疎通も難しい方もいます。

そのため必要な介護の量も増加し、需要の高まりから入居者も増加しています。

法律の改正により、一部のグループホームでも「看取り」が行えるようになりました。

このことから生涯施設で暮らすことが可能になり、介護職員の負担がより大きくなっている現状です。

頼れる人の不在

いざという場面に出会いやすい環境ですが、グループホームでは、看護師の常駐は義務ではありません。

多くのグループホームでは月数回の訪問治療や、週に1回の訪問看護師のサポートで賄っています。

介護職員にとっては不安な状態で業務をこなさなければなりません。

グループホームのここがきつい③「人間関係」

どの職場でも人間関係がいいことに越したことはありません。

しかし、多くのグループホームの介護職員にとって人間関係に問題が生じることがあるそうです。

グループホーム特有の理由を詳しく解説していきます。

働く人の種類

グループホームで働く人のほとんどが女性の職員です。

加えて年齢層が比較的高く、女性が多い、若い年齢の方が少ないという環境が苦手という方にとって良好な人間関係を築くことが難しいかもしれません。

加えて少人数体制なのも、難しいところです。

打ち解ければ、とても働きやすい環境に間違いないのですが、相性の悪い同僚と働く場合逃げ場がありません。

そういった限られた人間や閉鎖的な空間で働くことに疲労感やストレスを感じる方もいます。

まとめ

以上、グループホームでの業務内容やきついところについて解説してきました。

グループホームで働くと言ことは、勇気がいることかもしれません。

本記事ではきついところを紹介してきましたがやりがいは間違いなくある仕事です。

体調や心の健康を気にしつつ、自身にあった働き方を見つけてみてください。